【2022年10月度】接骨院の業界平均値データ公開！全体窓口売上6.4万円増加、初診率や継続率の減少に注意

2022年10月度、全国の接骨院の「業界平均値データ※」を公開します。

10月は、2ヵ月連続でレセプト枚数が増加し、前月比で1.9枚増加しました。患者数は、再診数が1.3人減少しましたが、継続患者数が3.0人増加するなど、前月から増加傾向がみられます。

一方で、初診率、継続率は前月からすべての数値が減少し、なかでも、再診患者様の初診率が前月比で2.4pt減少と大きく下回りました。

窓口単価は減少が続いていますが、全体窓口売上は6.4万円増加しており、レセプト枚数の増加により保険窓口売上も合わせると全体売上は大きく伸びていると推測されます。



※ 本記事で使用している業界平均値データは「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出したものです

本記事では、これらの業界推移や前月比較データから課題を読み解き、今後に向けた対策について詳しく解説しています。

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2ヵ月連続でレセプト枚数増加、今後の患者様の動きに注意

2022年10月は、2ヵ月連続でレセプト枚数が増加し、227.5枚と前月比で1.9枚増加しました。

純患者数は、再診数が前月比で1.3人減少していますが、継続患者様は3.0人増加するなど、前月から増加傾向がみられます。昨年と同様、人の動きが活発になっている様子がうかがえます。

これから寒さが厳しくなることや年末年始の影響などにより、毎年12～2月頃は患者数が減少する傾向がみられますので、今後の患者様の動きには注意が必要です。

再診患者様の初診率2.4pt減少、要因について振り返りを

2022年10月は初診率、継続率ともにすべての数値が減少しました。なかでも、再診患者様の初診率が前月比で2.4pt減少と大きく下回っています。

離反率は0.3pt改善されており、通院回数も前月より0.1pt増加していることから、通院されている患者様は離れることなく継続して来院されている様子がうかがえます。

しかし、この1年間で初診率や継続率は徐々に減少しており、昨年比で初診率、継続率はともに2.6pt以上減少しています。

今後も初診率や継続率の減少が懸念されますので、改めて初診の内容に問題がなかったか、患者様が離れる要因がなかったか、ぜひ振り返ってみてください。

全体窓口売上6.4万円増加、昨年比で窓口単価は154円増加

10月の全体窓口売上は、229万円で前月から6.4万円増加しました。

前月に引き続き、窓口単価は10円減少していますが、レセプト枚数は2ヵ月連続で増加しているため、保険窓口売上も合わせると全体売上は大きく伸びていると推測されます。

窓口合計金額 / 月平均

なかでも、継続窓口売上が前月比で6.9万円増加しており、売上増加に大きく貢献しています。

再診窓口売上も合計で10万円を超え、再診数は減少していますが再診患者様一人当たりの単価は増加しています。

昨年に比べて患者数に大きな差はありませんが、窓口単価は昨年比で154円増加しており、全体窓口売上は昨年比で5.6万円増加しています。

昨年から初診率や継続率は大きく減少していますが、単価が改善されたことで売上アップにつながっています。

初診率改善や継続率アップに向けた対策を

10月は、前月から患者数が増加し、通院回数や平均来院数も改善がみられています。人の動きが活発になったことで、売上が6.4万円増加しましたが、一方で初診率や継続率は悪化しています。

これから寒さが厳しくなるにつれて、来患数の減少が懸念されており、あわせて初診率や継続率が悪化する可能性が考えられます。

寒さが本格化する前に、初診率改善や継続率アップに向けた対策について検討されてみてはいかがでしょうか。

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自院のデータと業界平均値データを比較して振り返りを

自院のデータと業界平均値データを比較して、どこに差があるかを知ることで、自院の強みや弱みなどを客観的に把握することができます。

ぜひ、本記事で紹介している接骨院の業界平均値データをご活用いただき、自院の状況把握や施策の振り返りなどにお役立ていただけましたら幸いです。

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