接骨院の経営は厳しい時代に!対策は?

2021/12/02更新
接骨院の経営は厳しい時代に!対策は?
  • 接骨院の経営状況が厳しい…
  • どうすれば患者様が増えるのかわからない
  • 売上アップのために何をすればいいか知りたい!

平成28年以降、接骨院の倒産件数は増加傾向にあります。帝国データバンクの調査では、平成20年から平成30年の10年間で倒産件数が3倍超となっているというデータもあります。

厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」※出所:帝国データバンク「整骨院・療術・マッサージ業者の経営実態調査(2019年)」
先生や、先生の周囲の接骨院の状況はどうでしょうか?

当社では、これまで4,000院以上の接骨院のサポートを続けることで、患者様に喜んでいただき、院の経営を成功させるために必要なノウハウを積み重ねてきました。

また、全国の接骨院に導入いただいているレセコン、「レセONEプラス」の顧客管理(CRM)機能によって抽出された膨大なデータも所有しております。

そこでこの記事では、経営に成功している院のノウハウとそのデータを基にして、今の業界の厳しい状況下でも接骨院が生き残っていくには何が必要なのかを解説します。


レセ枚数・離反者率・通院回数・通院回数など
接骨業界平均値データブック

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倍増する接骨院と激減する日本の人口

厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」出所:厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、全国の接骨院の数は令和2年の時点で50,364院あります。これは平成12年からの20年間で2倍超になっている計算です。

さらに、総務省のデータによると、日本の人口は平成22年から減り続けており、今後数十年はその傾向が続くと予想されています。

つまり接骨院数が増えていく中で人口は減っていくため、1院あたりに見込まれる患者数も減っていきます。

1院あたりマイナス400万円以上!減少傾向にある療養費

厚生労働省「柔道整復師等の施術に係る療養費の推移(推計)」と厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」出所:厚生労働省「柔道整復師等の施術に係る療養費の推移(推計)」と厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」より算出

厚生労働省の発表によると、柔道整復分野の療養費は平成23年をピークに徐々に減少しています。

1院ごとの療養費に換算すると、平成22年から平成30年までの8年間で400万円以上も減少している計算になります。

これは、上記の「1院あたりに見込まれる患者数の減少」も大きな原因の1つと想定されるため、こうした傾向は当分続くと思われます。

このように、接骨院業界の療養費は減少傾向にあります。そして近い将来に急激に増加することは期待できません。

そんな状況下でも売上がアップしている接骨院はあります

こちらのデータは、当社のサービス「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出された、全国接骨院の「窓口合計金額(月額)の平均値」です。

平成27年から令和4年までの7年間で、103万円も上昇しています。
※窓口合計金額:計測期間内に来院された患者様の窓口支払いの合計金額(千円以下は切り捨て)


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売上アップには単価と頻度に取り組むことが大事

売上とは、人数×単価×頻度です。この3つの数値を最大化していくのが売上をアップさせることに繋がります。ただし、「人数」は難易度の高い項目なので取り組むには注意が必要です。

前述したように、1院あたりに見込まれる患者数は減ってきています。新患の獲得に取り組むことは大事ですが、獲得できる絶対数には限度があります。

つまり、単価や頻度に対して優先的に取り組まなければなりません。

データ分析で離反者対策を実施する

特に頻度は大切です。頻度を改善するためには「離反者=離れる患者様」の原因を必ず分析して対策を打ってください。

この対策がきていない院は穴の開いたバケツと同じです。患者様をいくら集めることができても、水がバケツの穴からこぼれ出ていくように患者様が離れていって、売上が減少してしまいます。

今の時代、開業さえすれば患者様が来てくれるという感覚でやってしまうと高確率で失敗します。感覚ではなく、数値をとって必ず原因の分析をしてください。離反者を減らしてリピーターを増やすには、データの分析が必要です。

離反者分析の事例をご紹介

では、どのようにデータ分析をすればいいのか?簡単ではありますが、離反者分析の事例をご紹介します。

①離反者数を調べる
  • 離反者数は62名だった
  • これは純患者数の25%の数字になる
    ※リグアの推奨値は18~23%
  • 離反者数が高いことが課題だとわかる
②離反者の傾向を調べる
  • 10代男性の離反者が全体に対して30%だった
  • 10代男性の離反者が多いということがわかる
  • 離反者への対策は10代男性を中心に行うことにする
③離反の原因を分析して仮説を立てる
  • 提案がイメージしづらかったのか?
  • 親御さんがネックだったのか? など
④実際にアクションを起こす
  • 例えば親御さんが原因だと判断した場合は通院指導する際に親御さんも呼んでもらう

このように、理由によって離反者への対策は異なるので、データを分析するというのは大切です。

親御さんを呼ぶことで「新患にもつなげられるかもしれない」など、次のアクションプランも立てられます。

【結論】売上はデータ分析でアップします

先生の院では、どのような患者様が多いのか?どういった時に離反をしているのか?本当に離れて良かったのか?これらを分析してみてください。

その分析結果から対策を立てることで、離反者を減らしたり、リピーターを増やしたりすることも可能です。また、データを分析することで患者様のニーズも見えてきます。ニーズが見えれば、それに対応した自費メニューの開発で単価を上げることができます。

データの分析は、院の売上アップに繋がる大切な作業です。まだ取り組んでいない先生は、ぜひ取り組んでみてください。

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【2022年度上半期】

この「鍼灸・接骨院業界平均値データブック【2022年度上半期】」に書いてあること

・2022年度上半期データ(2022年4月~9月)
・昨年度上半期の振り返り(2021年4月~9月)
・昨年度対比(2022年度上半期:2021年度上半期)など

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